我が家の次男が方位磁石を前にして、
「おかあさーん、赤い針がオレを指さないよ〜!」
しばし、唖然。ま、こういうことはよくあることなので(苦笑)
「えーと、あのね。方位磁石というのは、北という方角を指すように
作られているものなので、残念ながら、オレは指しません…。
ジャック・スパロウのコンパスじゃあるまいし。」
と笑いをこらえつつ冷静に説明した。
数日後。
再び次男。
「おかあさーん、オレを指すようになった!!! 」
何かと思って見に行くと、コンパスで北を確認してから、
北の方角に回り込んで自分を指させていた。
なるほどねー。
「あったりまえじゃん! それ、北にあんたが居るだけでしょっ!」と
言いたいのをこらえつつ、
「すごーい。良かったねえ!
やっぱり北を指すから、北に立つとキミを指してることになるよねえ。
なかなか、よく考えたねえ…。」
とだけ、言っておいた。
喜び踊る次男を横目に、楽しいやら、
何だかなー、男の子ってホント単純でかわいいなー
でも将来どうなるのかなあ〜
などと、いろいろな想いを胸にする母なのでした。
横浜でまいにちアート
日々の暮らしの中にあるアートを見つけてゆきます
2011年10月19日水曜日
2011年9月15日木曜日
一期一会 〜 イチゴいちえん、ん ?
元々は茶の湯から生まれた、一期一会の言葉。
遠州茶道家元の小堀宗実先生(男性)が書かれた
「茶の湯の宇宙」という本がとてもよく、感銘を受けました。
表に立ち、茶会の席で客をもてなす主(あるじ)だけでなく、
裏に控えて客の前には一切出ないが、水屋にいて襖ひとつ隔てて
主の動作に心を揃えている水屋係の重要性。
舞台裏の水屋を任される人と主の心が一つにならなければ
よい茶事を催すことは出来ないそう。
「裏で控えている人には、その人なりの心構えが必要。
人生、必ず表舞台ばかりでなく、控えに廻ることもある。
そんな時は裏方に徹して、舞台に立つ人を最高に輝かせようと
務めなくてはいけません。
そういう動きは必ず見る人は見ていて評価してくれるものです。」
読了後、
昔の武士(もののふ)達は、
なぜ茶事を重んじたのか何となく分かるような気もしました。
生きるか死ぬか、一国一城、自分の民の未来を全てその肩に背負い、
戦わなくてはいけない戦乱の世。
その中で、精神を研ぎすませ、心を穏やかにし、
静なる嗜みを持つ時間が、武士にとっての茶事であったのかもしれない、
と思いを馳せました。
で、私も表に出る器ではないから、我が家の水屋係をがんばろう〜と思い立ち
まずは、息子達に「一期一会」の言葉の説明から試みた訳ですが、
彼らはしばらく聞いた後、顔を見合わせて、
息子達:「え?! イチゴいちえん?一円で買えるの〜?安いねえ!」
母 :「苺、一円で変える訳、ないじゃん!そんな苺、怪しすぎでしょ!」
という会話で話が終わることと、相成りました。
…きっと、私の説明力と説得力が無さすぎなのだと、思います。かなしい…。
そんな、カッコのつかない私ではありますが、
苺一円ではなくて、
一期一会の心を大切に生きて参りたいと思いますので、
よろしくおねがいいたします。
遠州茶道家元の小堀宗実先生(男性)が書かれた
「茶の湯の宇宙」という本がとてもよく、感銘を受けました。
表に立ち、茶会の席で客をもてなす主(あるじ)だけでなく、
裏に控えて客の前には一切出ないが、水屋にいて襖ひとつ隔てて
主の動作に心を揃えている水屋係の重要性。
舞台裏の水屋を任される人と主の心が一つにならなければ
よい茶事を催すことは出来ないそう。
「裏で控えている人には、その人なりの心構えが必要。
人生、必ず表舞台ばかりでなく、控えに廻ることもある。
そんな時は裏方に徹して、舞台に立つ人を最高に輝かせようと
務めなくてはいけません。
そういう動きは必ず見る人は見ていて評価してくれるものです。」
読了後、
昔の武士(もののふ)達は、
なぜ茶事を重んじたのか何となく分かるような気もしました。
生きるか死ぬか、一国一城、自分の民の未来を全てその肩に背負い、
戦わなくてはいけない戦乱の世。
その中で、精神を研ぎすませ、心を穏やかにし、
静なる嗜みを持つ時間が、武士にとっての茶事であったのかもしれない、
と思いを馳せました。
で、私も表に出る器ではないから、我が家の水屋係をがんばろう〜と思い立ち
まずは、息子達に「一期一会」の言葉の説明から試みた訳ですが、
彼らはしばらく聞いた後、顔を見合わせて、
息子達:「え?! イチゴいちえん?一円で買えるの〜?安いねえ!」
母 :「苺、一円で変える訳、ないじゃん!そんな苺、怪しすぎでしょ!」
という会話で話が終わることと、相成りました。
…きっと、私の説明力と説得力が無さすぎなのだと、思います。かなしい…。
そんな、カッコのつかない私ではありますが、
苺一円ではなくて、
一期一会の心を大切に生きて参りたいと思いますので、
よろしくおねがいいたします。
2011年9月10日土曜日
we need time and space… 自分の時間と余裕
アメリカ映画でよく、男のひとが女のひとに言う台詞
" I need time and space ! "
私流に訳せば、
「男には自分ひとりで過ごす時間と心のゆとりが必要なんだ!」
って感じでしょうか。
いや、男だけでなく、女にも、子どもでも、誰にでも、
time and spaceは必要なんだと私はおもいます。
beyond time and space といえば、
「時空を超えて」っていう意味になるし。
time and spaceって本当に奥の深い言葉。
スペースspaceは、空間、心のゆとり、そして宇宙。
ひとりひとりの心のゆとりが宇宙にもつながるって
なんだかちっぽけだけど、バカにできない壮大な話じゃないでしょうか。
人ひとりの存在はちっぽけだけど、心の広さは無限だなあ、って。
その広さやゆとりを生み出すのはそのひと次第だな、ってホントにおもいます。
" I need time and space ! "
私流に訳せば、
「男には自分ひとりで過ごす時間と心のゆとりが必要なんだ!」
って感じでしょうか。
いや、男だけでなく、女にも、子どもでも、誰にでも、
time and spaceは必要なんだと私はおもいます。
beyond time and space といえば、
「時空を超えて」っていう意味になるし。
time and spaceって本当に奥の深い言葉。
スペースspaceは、空間、心のゆとり、そして宇宙。
ひとりひとりの心のゆとりが宇宙にもつながるって
なんだかちっぽけだけど、バカにできない壮大な話じゃないでしょうか。
人ひとりの存在はちっぽけだけど、心の広さは無限だなあ、って。
その広さやゆとりを生み出すのはそのひと次第だな、ってホントにおもいます。
2011年8月31日水曜日
La Mare 海
日本海は太平洋とまた違った表情を見せてくれる、私の大好きな海です。
私は昔から船が好き。ボートでも漁船でも。
海風にあたると気持ちがすっきりするんだなあ。
今でも、時々ひとりでシーバスに乗ったりして気分転換したりします。
どこから流れついたのかな。
風力発電は、これからのエネルギ−にもいいかもしれないね。
写真には写ってないけれど、この大きな風車(かざぐるま)がいくつもある風景を見たら、
何となく風の谷(ナウシカ)の風景を思い出した。
太陽や風、海の恵みを大切に、未来の子ども達に伝えてゆきたいな、って思っています。
2011年7月21日木曜日
国宝 十一面観音 渡岸寺どうがんじ (向源寺)
ずっと拝みたかった十一面観音に出逢うことができました。
天平の世(天平8年 736年)、聖武天皇が民の治癒と健康を願い
僧の泰澄に勅命を出されて彫られた一木作りの十一面観音。
延暦20年(801年)には桓武天皇の勅を受け最澄が伽藍を建立したそう。
そして1500年代の戦国の世には、
地元の民により土に埋められて戦火の難を逃れた観音さま。
左手に水の入った壺をお持ちになり、腰をかすかにひねらせて、
右足は今にも人々を救済に出かけんと歩み出した優美なお姿。
仏像に男女はないのだろうが、
風を受け衣が揺れた一瞬をとらえた美しさは
どうしても女神様の体(てい)を感じてしまう。
呆れ過ぎて、憤怒を通り越し、にかーっと大笑いされて魔を払う
真後ろの爆笑相(暴悪大笑相)をもしっかり拝むことができました。
私が十一面観音を知ったのは、今から12年前の1999年の夏。
当時、ミレニアムカウントダウングッズの担当を仰せつかり
取引先と商談の際、井上靖氏の『星と祭』の本と共に教わりました。
「滋賀にご縁があるのなら、ぜひ、
高月(たかつき)の十一面観音をご覧になると良いですよ。」
私もいつかは、と思いながらも10年の歳月の中ですっかり忘れていました。
私の願いを知り、この度、父が連れていってくれました。
かつての金箔は剥がれ落ち、元々の木の目の素朴な美しさがかえって
観音さまの優美さを引き立ている様に思いました。
膝程もある長い長いお手は広く民を救おうとされるお心の現れだそうです。
全長1.95mですから人の姿により近く、
かつての民は本当に自分たちを救って下さる観音菩薩として
心の拠り所として信心したのではないでしょうか。
ちなみに、渡岸寺(どうがんじ)は地名であり、
向源寺(こうげんじ)はお寺の名前だそうです。
JR北陸本線の高月駅から5分程度で行かれます。
私が十一面観音のお堂に居ることが出来たのは20分程度でしたが、
いつまでも、いつまでも見つめていたいほど、
誠に優美で穏やかに力強い観音菩薩像でありました。
またいつか折りにふれて、ゆっくり拝みにゆきたいと思います。
2011年7月12日火曜日
めぐる7月〜この夏の暑さ対策 Hot summer has come !
今年もまた、7月がやってきました。
関東でもはや梅雨が明け、今年も暑くなりそうですね。
節電の時節柄、商業施設でも冷房が控えめで
みなさん汗をかきかき、仕事している姿を見かけます。
ポカリなどのナトリウム調整された水分を適度に補給したり、
塩飴や、塩サプリなどを上手に活用して、熱中症に備えましょう。
(私も良く外にいるので、塩飴&塩サプリは常備してます!)
発汗後にむやみに普通の水を摂ると、体内の塩分濃度が薄まり
余計に疲れを誘ったり、熱中症を悪化させるとのことです。
水よりは麦茶、それよりもナトリウムの入ったドリンクです!
昔はスポーツの合間に塩を舐めさせるチームもあったとか。
でも、塩分濃度が高すぎても、浸透圧の関係で体に入っていかないので、
やはり、ナトリウムがバランスよく調整されたものが効果的だそうです。
って、別に清涼飲料水メーカーの回し者じゃあ、あ〜りません(笑)
(先日、子どものスポーツ教室で熱中症対策の講義を受けてきました)
みなさん、塩(ナトリウム)を上手に活用して
今年の夏をエンジョイ&乗り切りましょうね!
2011年6月24日金曜日
淡い色 〜 陰翳礼讃
わたしは日本文化の持つ淡い色合いにひかれる。
水墨画のような、霧のかかった山あいのような。
豪華絢爛に見える金屏風や漆器は、
かつてのほの暗い空間の中、ろうそくの灯りに揺らぐから美しく見えたのだろう。
白い蛍光灯の下では、漆器や蒔絵は美しく輝かない。
昔、照明の学校に通っていた時、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読み感銘を受けた。
写真の先生は「昔のテレビはもっと色合いが穏やかだったけれど
今は何でもくっきりはっきりド派手な色が人気なんだねえ。
写真でも、コントラストが強ければいいってもんでもないんだよ。
淡い色合いが生きる写真もあるからね。」とおっしゃる。
いろいろな美しさを表現できるひとに、
のんびり成長してゆきたいな。
水墨画のような、霧のかかった山あいのような。
豪華絢爛に見える金屏風や漆器は、
かつてのほの暗い空間の中、ろうそくの灯りに揺らぐから美しく見えたのだろう。
白い蛍光灯の下では、漆器や蒔絵は美しく輝かない。
昔、照明の学校に通っていた時、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読み感銘を受けた。
写真の先生は「昔のテレビはもっと色合いが穏やかだったけれど
今は何でもくっきりはっきりド派手な色が人気なんだねえ。
写真でも、コントラストが強ければいいってもんでもないんだよ。
淡い色合いが生きる写真もあるからね。」とおっしゃる。
いろいろな美しさを表現できるひとに、
のんびり成長してゆきたいな。
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自己紹介
- Tamami
- Yokohama, Japan
- まいにちの普通の暮らしの中に アートがいっぱいあるとおもう。 子どもの描く絵だったり、 空や樹々、花がきれいだったり。 ありがとうの言葉と心を大切に、 日常を大切にして楽しんでゆきたいな。 まいにちの暮らしの中でみんなが笑顔になるといいな。 I think our daliy life is full of Art. Hope everyone will be smiling and happy everyday! My favorite words are " Thank you ".